台湾旅行記(No.2)2016年 12月  2016年12月 7日から14日まで7泊の台北旅行に出かけました。
   
 第4日 12月10日(土曜日)
本日は電車で少し離れた隣町の板橋市にある林本源庭園を見に出かける。
台北駅で乗り換えて板橋の府中という駅でおり、道路の案内に沿って10分ほど歩くと到着。
入口で改修中で一部閉鎖の案内があるも、代わりに入場無料となっていました。
パフレットをもらって拝観に入るとごボランティアのご老人が待ち構えていたようにガイドを申し出るのでお願いする。
 府中の町の入口 庭園の中庭  池の配置が見事  土塀の飾り穴 
古い史跡として大切にされている様子であり、ガイドの老人から色々の由来を説明受け参考になった。蝶々、蝙蝠などが多く描かれているのは発音が福と同じで縁起が良いとのこと。
改修中で半分しか参観出来なくて、2時間ほどで電車に乗って帰る。ちょうど昼食の時間になったので、中山駅で降りて有名な梅子餐寵へ向かう。ネットの地図で事前に調べておいたので場所はすぐに分かったが、日本人接待客や団体観光客を相手にしている店らしく、喧しい接待客の大声がうるさい。中国人のマナーと同じで、国外で日本同士が集まるとワイワイとはしゃぐ。
料理は牡蠣のネギ炒め、烏賊団子のフライ、蛤スープなどを食べるも味は良かったのに雰囲気とサービスは最悪。
写真は撮りませんでした。イライラしながらタクシーでホテルへ帰った(+_+)。2度とは訪れない店でしょう。

ホテルの窓は北向きですが、正面に圓山ホテルが見え、その手前右側に松山空港があるので、飛行機が目の前を通過する風景がよく見られ、眺望はなかなかのものです。

ホテルで一服してから、お土産のパイナップルケーキを買いに行く。ホテルのドアボーイが推薦する店が道路の向かい側にあり、超有名店のホテルと並びの店と向かい合っている状況。超有名店の維格餅家が宿泊しているホテルのすぐ隣にありますが、試食しても旨くないので今まで買わなかったのですが、向かい側の店鐵金鋼食品のものは美味しかったので、4箱ほど買いました。店先に台北でのパイナップルケーキコンテストで優勝したことが大書されています。しかしながら客の入りは少なく、対立相手の店は観光バスの団体が押し寄せている状況。宣伝の違いなのでしょうか?
ツアーの会社やガイドブック業者に沢山リベートを渡しているのでしょうねぇ(+_+)。
内袋  パイナップル餡のケーキ  店の位置 

夜になったので近くに見つけた牛肉うどんの店、金春発牛肉店を訪ねる。ネットで見かけた評価では大変旨いという。
台北の牛肉麺には紅焼きスープという八角の香りづけの醤油味が多く、慣れていない日本人には口に合いませんが、この店の味は薄い塩味で漢方臭がなく美味しく食べられました。角切りの牛肉がゴロゴロ入っており、この店が麺屋さんの看板ではなくて牛肉店と称していることを印象付けされます。一杯500円ほどなので食堂価格としては台北では高価なほうだと思いますが結構流行っています。

 
 第5日 12月11日(日曜日)
 今日は龍山寺近辺を探索し、近くにある剥皮寮という古跡を訪ねる。製材の一環としての材木の皮むき場の跡地を史跡として残しているとか。赤煉瓦作りの家並みがあり、保存のため改修中の様子でした。
龍山寺はすでに何度も訪ねていますが近年パワースポットとして有名になっています。
龍山寺剥皮寮の様子   

龍山寺山門 (中門) 龍山寺山門前広場の滝 
龍山寺前の商店街で紅豆豆花(豆腐ぜんざ)いと芝麻園湯(胡麻団子汁)を食べて一服してから、地下鉄の駅へ向かう。
「台湾の代表的なスイーツ:豆花は柔らかい豆腐のようなものですが甘みを付ければプリンのような感じのもので豆腐という読み方は豆花(トウファ)から来たのだと思われる。台湾の豆花から水分を絞ったものが日本の豆腐です。台湾で豆腐という文字が当てられるのは豆が腐っているという文字ですから臭い匂いのするもので、通常厚揚げで利用する臭豆腐のことでしょう。豆乳は豆漿といって日本での牛乳のように朝食に摂られています。」
 
龍山寺駅前にある有名な福州元祖胡椒餅へ行くと長蛇の列。松山区の店が発祥の福州世相胡椒餅と並んで龍山寺の胡椒餅も台北では1~2を争う人気という。並ばなければ食べられないので、我侭なワイフも我慢して並ぶ(^^♪
裏路地の小さな店ですが壺焼きの窯が4個ほども設置してあり大量に作っていますのですぐにさばけます。しばらく待って2個購入しました。駅前公園で座って味わってみると、 う~~ん 美味い!! 熱々によく焼けていて且つジューシー。肉汁があふれだしてきます。一ツ45元で、ネギと豚のひき肉の餡に胡椒風味が効いています。
今回の台湾旅行で食べた物の内、最も印象に残った食品の一つとなりました。
龍山寺名物の福州元祖胡椒餅  
台北駅近くの重慶南路に福州世相胡椒餅の店があり、今まで数度購入して味わっていますが、今回の龍山寺の胡椒餅も甲乙つけがたく美味い。台湾の対岸の大陸が福建省でその都が福州市ですが、そこの名物食品だったのだと思われます。
この後、地下鉄を乗り継いで北門駅へ行き、昔の水道施設が駅構内の床下のガラス張りで保存されているのを見学、次いでやはり古跡の北門を見物しました。古い時代の城塞都市:台北城の東西南北にあった門の一つだという。西門、東門、南門などは町の名前としては残されていますが、当時の建造物としての門がそのまま保存されているのは北門だけらしい。
北 門  
ここからは歩いて台北駅へ至る。駅構内の大広間は折からイスラム教徒のイベントがったらしくスカーフを被った人でごった返しで、大きなクリスマスツリーも飾られていました。
台湾という仏教系の国でキリストの誕生を祝うクリスマス、そこにイスラム教徒の大群衆とまさにカオス(混沌)の世界。

台北駅から地下鉄でホテルへ帰り一服。
夕刻から又電車で永康街へ夕食に出かける。目指したのは鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包でしたが、店先の大行列をみて諦める。
代わりに、永康街へ入ってすぐに度小月を見つける。タンツーメン(担仔麺)の有名店です。台湾名物と言われるほど有名な担仔麺ですが、初めて食べました。他にはメニューを見て一番高いキャビア巻、蟹巻なども注文して食べてみました(^^♪。
麺は米麺も選べて選択肢が多く、豚肉ミンチと海老が載せてあり、辛くも無くてあっさり味で美味しい。
他の料理もそれなりに美味くて満足、合計で2,500円ほどでしたが、キャビア巻が一皿1,800円もしたのでその他は安かったのでしょう。
今後訪ねたい店の一つとして記憶しておく。
度小月担仔麺  蟹肉巻 キャビア巻 
店入口  麺厨房  店内の様子 
鼎泰豊の小籠包をたべるために出かけてきたのですが雨模様の中、歩道一杯に溢れるほど行列が出来ている人気店なのだと再認識しました。 雨も降ってきたので栄康街の散策も少しだけにして電車でホテルへ帰る。

台北旅行では悠遊カードが大変便利で、電車やバスに乗るとき料金を気にせずに利用できます。小銭の用意も必要なく改札口で自動的に引き落とされる仕組みです。プリぺイドカードですから先払いのシステムなので料金は2割引きとなっています。
いままでの訪台時に利用していなかったことが悔やまれます(*_*♪。

のが悔やまれるほどです。   

第6日 12月12日(月曜日)
今日は久しぶりの晴天で日中の気温が25度にもなる夏日だという。電車を利用して二二八公園と国立博物館の見学に出かけました。
電車は淡水線で台大病院駅で降りるとすぐに公園です。残念なことに博物館は月曜日休館だったので公園を散策しました。
以前訪ねた時には見れなかった台湾リスが沢山住み着いており、人慣れしている様子で可愛らしい姿を見せてくれるので癒されます。
 電車の駅から公園へ入ったところ 園内の東屋【八角堂】  日本式の神社もある 
 園内に沢山生息する台湾リスが可愛らしい 公園の外れから見える総統府 

この後あらかじめ調べておいた二二八公園近くの小籠包の店 點水楼を訪ねる。
ヘチマ入り小籠包とトリュフ入り小籠包、合わせて酸辣湯スープと杏仁豆腐のデザート等を注文する。
 お茶も黙って出てきた。
 酸辣湯の小を頼んだのに大きな器で出てくるし、全体的に思っていたほど美味くない。
點心楼 店入口  小籠包 酸辣湯(小?)   杏仁豆腐

お茶代もつけてあるうえに、小籠包の店で2名6,000円を超えるとは勘定が高すぎる。 圓山飯店のコースランチと同じような値段の価値は無い。 有名人の来店などで、高評価ですが一度で沢山!
いろいろなサイトで勧めていますが、こうした評価があてにならないのを実感した思いがします。

この後ホテルへ帰って一服し、夕方になってから先日美味しかった八方雲集のもう一軒別の店へ出かける。
ホテルからすぐ脇にある撫順街に新しいチェーン店が出来ています。(前回訪台時には麺と雲吞の店だった記憶があります。)
前回品切れしていた伝統鍋貼餃子と韓式辛味餃子、鮮海老蒸し餃子をそれぞれ4ケ゚ずつと魚丸スープを頼みました。
小食の我々にはこれで十分、美味しかったですが値段は2名分で400円足らず(^^♪、めちゃ安です。
台湾では高級レストランや、観光客が多く訪れるレストランは日本並みに高いですが、大衆向けの食堂はめちゃ安です。観光客のあまり行かないこうした大衆向けの食堂や、屋台の飯が旨くて安いというのが台湾の特色でしょうか。

No.3へ続く