台湾旅行(台北)    第1ページ 2008年10月31〜11月6日の1週間、台北へ2度目の旅行をしました。
7月の下見的な旅行で気に入ったことから2回目の台湾旅行へ出かけました。
HISで航空券を買い、ネットで見つけた割安のホテル"華華大飯店”を6泊予約し、EVA航空利用で行きました。
第1ページは最初の4日分の記録です。 残りの3日分は第2ページで。
10月31日AM10時の名鉄電車で中部国際空港へ向かいます。電車のプラットフォームと空港のターミナルが同一フロアにあることから大変便利な空港です。
飛行機は前回と同様ハローキティーのEVA航空。
台北の桃園空港へ到着したのは15:30ごろ、手続きを済ませてリムジンバスにて台北市内、台北駅にて下車、スーツケースを転がして近くの華華大飯店へ到着したのは18時頃、結構距離があり大変^^;
写真は翌朝撮ったホテルの写真。かなり古いホテルで部屋も狭かったのですが夜寝るだけの利用ですのでアップグレードはせず。一泊朝食付きで6,000円と安く済む、前回7月の時には1元が3.62銭でしたが、今回は3円と円高の恩恵あり。
向かい合わせに本館・別館となっており右側に見える別館(新館)へ宿泊。
部屋で荷物を片付けてから早速夕食へ出かけるとホテルの近くは学生街となっており、予備校や塾が一杯で、若者達の町と言う様子。
近くの新光摩天楼にある三越の地下フードコートへ行き、目に付いた韓国式の焼肉セットを取って食べる。小皿3品がついて一人前450円ほどと安い。

左上  ホテルの直ぐ傍の交差点
右上  新光三越摩天楼45階建て
左下  三越地下食堂街
右下  夕食に食べた韓国式焼肉

若者で賑わう駅前の商店街

三越百貨店が入っている新光ビル

地下の食堂街(フードコート)

夕食に取った焼肉セット
11月1日 第一日目はMRT(地下鉄)利用で中正記念堂見物を兼ねて南門市場永康街へショッピングに出かける。
店舗の開店時間が遅くて、11時開店が多い様子。
駅前にある南門市場を一巡りしてドライフルーツを2-3品購入知人から勧められていた桂園肉(竜眼の種を抜いた実の乾物)も見つけて購入。値段の単位量は斤(600グラム)当たりになっている。
出てしばらく東方へ歩くと中正記念堂が見えて来るので入ってみる。
日本では有名な蒋介石を偲ぶ記念堂ですが、台湾人には弾圧者としての一面もあるようです。
永康街では先ずは冷たいものをということで有名な冰館でマンゴアイスを一つとって2人で食べる。マンゴの角切りとマンゴ味のアイスクリームを4カップほども盛り上げた大きな器で2人で食べるのに丁度ぐらいで400円。
その後ワイフの衣服を求めて李堯綿衣店法蘭手染服飾声声慢の3軒ほどのブティックを見て周り、5点ほどドレスを買い求める。品質はまずまずですが結構高い、合わせて5万円ほど。
途中に永康刀削麺があり、目の前で大きな塊から麺を削りだして鍋に入れるパフォーマンスを見せています。汁無しのジャージャー麺を注文する。
一人前165円で、結構旨い物でした。
英語も日本語もまるで通じませんが文字を見て想像を膨らませながら指差しで注文して食べました^^;
更にプーアール茶専門として台北NAVIで紹介されていた沁園を覗き、15年ものの250グラム角餅プーアール茶を試飲した上で、良かったので2,000円で購入。
買い物の荷が重くなりタクシーでホテルへ戻りましたが運賃300円ほど、安い。
随分歩いたので足が痛い(;>_<;)

中正(蒋介石)記念堂正門

本殿

蒋介石の号が中正
ちなみに孫文は中山

冰館のマンゴアイス

永康刀削麺

沁園で購入したプーアール茶
夕食はホテルの隣にあった肉饅頭の店で2種類(豚・海老)の蒸し肉饅を買い、コンビニで買ったお茶で済ませる。
その後19時過ぎに訪ねてくださいと紹介されていたお茶問屋、甘州街の徳芳茶業へタクシーで出かける。
ここでは沢山の種類のお茶を試飲させてもらい、親切に説明してもらう。
結局、東方美人茶1,600元で1斤、凍頂烏龍茶800元で1斤、ジャスミン茶250元で1/2斤合わせて1.8キロ8,000円のお茶を買う。 
 
直ぐ隣の道が重慶北路で、ここにも林華泰茶行という名門のお茶問屋があり訪ねて見ました。ここでは高山烏龍茶を1,600元のもの1/2斤と東方美人茶1,600元のもの1/2斤、ステンレスの茶缶1/2斤用を2個を一個140元で買い、計5,650円。
徳芳と林華泰双方で東方美人の同価格の物を買いましたので、飲み比べてみて次回の参考にするつもり。
重慶北路にはカルフールのスーパーマーケットもあり、少し覗いてみてから大量のお茶を抱えてタクシーでホテルへ帰る。
11月2日はホテルの近くにある2・28和平公園と国立台湾博物館のある庭園を散歩しました。さらに少し移動すると台湾総統府へ出る。
2・28和平公園は日本では余り知られていませんが戦後に中国からやってきた中華民国の行政官の腐敗が酷く日本統治時代の法治行政が一挙に崩壊したことで国民上げて反国民党の暴動がおき、中華民国政府側が武力弾圧を行い以後40年にもわたる戒厳令下における国民党の独裁政治が行われたのですが、李登輝総統の時代になって民主化が行われ2・28事件に関し、政府側の謝罪が行われたことを記念する公園です。
日本の統治者は戦後引き上げましたが替りにやってきた中華民国の政治がでたらめで「犬去りて豚来る」と嫌われたと言います。その責任が蒋介石にもあると言われ、わが国での評価とは大きな差異があるようす。
2.28和平公園には当時の鉄道機関車も展示されており、国立の博物館も併設されている。

雲豹は台湾に生息する猫と豹の中間的な種族で高い山に生息する猛獣で台湾を代表する動物の一つ。
次いで公園から高い塔が見える台湾総統府まで歩く。
歩いて10分ぐらいで総統府の正面へでると、素晴らしい大正建築のビルディングが現れ、憲兵の警戒も厳重。
日本統治時代の大正年代に台湾総督府として建てられた赤レンガと石とで出来た美しい建物ですが、現在も総統府(大統領官邸に相当)として使われているのには感激するとともに、手入れされ状態で綺麗に見えること、まさに芸術品。昭和初期に立てられた日本の国会議事堂より美しいと感じます。

見学もさせてくれると案内にありましたが、スケジュールに追われて外から見せて貰うだけにする。

日本には無くなってしまっているこうした古い建物が台湾ではあちこちに見られます。
総統府を囲む歩道の敷石に所々に彫刻された石版がはめ込まれており、ここにも博物館で見た雲豹が描かれています。幾種類もの台湾独特の動物や鳥類の彫刻が見られます。
写真を撮っていたら私服の憲兵が寄ってきて不振がられる。

銃を持った制服のほかに私服も一杯居り、平和で安穏なの日本との違いを感じます。
続いて紹介を受けていたリージェントホテル裏側の林森北路にある天仁茗茶を訪ねました。MRT中山駅で降りて少し歩きます。
日本から紹介の電話を入れてもらっていた所為で歓待され、昼食を雅園という飲茶レストランでご馳走になってしまいました。10品以上も出てきて二人分として3,000円近いご馳走でした。
お茶は香片茉莉花茶(ジャスミン茶)1/2斤640元、と散茶のプーアール茶1/2斤1,600元、その他茶うけの梅を2袋200元合わせて7,500円ほどの買い物でしたので、申し訳ないほど。
この店は中山北路のホテル街に隣接しており沢山の日本人客で賑わっています。

ママさんの店長 張 さん
(写真はお店の宣伝サイトから借用しました)
帰りは歩いて次の駅雙連へ向かう途中にマッサージ屋があり、1時間800元で足と肩のマッサージを受ける。
タイのマッサージより倍以上の値段ですが、効果は同じ様なものと思われる。
その後MRTで台北駅へ帰る。ホテル付近は駐車バイクの行列。台湾のバイクは全てスクーター型でタイなど東南アジア諸国のカブ型とは違う。
夜になり、ホテル近くの城中市場を見学に出かける。安い衣料品の店が多く、フルーツ売りの店等も出ている。夕食は自助餐というセルフサービスで好きな料理を好きなだけ皿にとって最後に目方で勘定をしてからご飯とスープが付くと言う食堂で食べる。2名で800円ほど、安いけどあまり美味くない。ここの夜店でワイフが服を買う390元のを350元に負けてさせて3着も。

ホテルの前の道路
駐車バイクの行列

城中市場のフルーツ売り
柿・ザクロ・ドラゴンフルーツ・林檎等
11月3日は朝から雨模様でしたが、本来は圓山飯店を見学がてら飲茶料理を食べる予定をしていたところ、中国からの使節団が泊まっているので、警戒が厳しいとの話で、急遽故宮博物院見学へ変更する。
台北駅からMRTで仕林駅まで行き、タクシー利用で博物院まで140元。入場料一人160元。
ヒスイや象牙の彫り物、古代からの陶器類、金製品など、唐、元、明、清などの時代にそれぞれ王宮の宝物として大事にされてきたものを、蒋介石が台湾へ持ち込んだ物が陳列されている。
一通り見学し、昼になったので4階にある三希堂という茶館兼飲茶の店で昼食、2人で820元=3,000円ほど、ここで飲んだ金宣茶がココナツミルクの香りがすると言う珍しいお茶です、もう一つは凍頂烏龍茶を注文、こちらも良かったし、飲茶料理も美味い。
故宮博物院へ行った時にはお勧めのランチの店です。茶館なので、お茶は有料ですが美味しいお茶が出ます。湯は何度でも注ぎ足してもらえます。

故宮博物院は中国4千年の歴史を全て収蔵すると言われるほどの博物館・美術館です。リニューアルが完成して美しい中国様式の建物となりました。
上の写真は4階の茶楼から見渡した風景、左は三希堂店内の様子。

夕食後雨も上がった様子なのでタクシーにて龍山寺の見学に出る。
タクシー利用についてはメモに漢字で書いて行く先を示す手順で行います。
間違っても漢音読みで発音してはいけません、違ったところへ行ってしまいます。
リューザンジではなくてロンサンスーと言う。

台北では最も格式のある仏教寺院だという。
日本の寺のように薄黒い色とは違い赤っぽい屋根に金色の彫り物飾りが付く美しい建物です。
屋根の棟のカーブも独特。
上から山門(正面入り口)中門、本殿、奥の院、ご本尊と続きます。

観光案内には駅周辺が夜市で賑わっているというので、歩いてみましたが雨模様だった所為で余り店が出ておらずお寺の見学だけでタクシーで帰る。

夜間の風景なので、昼間の画像とは趣が違うと思われえますので、次回は昼間に訪ねてみたい。

下の写真は龍山寺で買ってきた陶磁器製の獅子像のセット、綺麗な箱に入れてくれました。250元=750円

山門(正面入り口)

中門(1)

中門(2)

本殿(1)

本殿(2)

本殿前でお参りをする人々

奥の院の上部構造

ご本尊仏像
続く第2ページ(11月4日〜11月6日分)