プーケット(4) 今回はインド洋大津波の被害にあった当地を応援の意味と、中部国際空港(セントレア)の開港記念を兼ねて、2005年3月5日から12日までの一週間をプーケットに滞在した旅日記です。
第一日
2005年3月5日近くの友人に最寄の名鉄の駅まで送ってもらい、鉄道にて中部国際空港へ20分足らずで到着しました。夫婦のスーツケース2つを転がして、そのまま空港の受付までバリアフリーで行けてとても便利です。
1時間ほどの余裕があったので、新聞ニュースなどで話題を呼んでいたフォアグラ丼を1,500円にて食べて見たところ、なかなかのものでした(^^♪。次いで免税店を一巡りしてタバコなどを買い込みました。
大きなターミナルで、鉄道と同フロアで繋がれ、ショッピング、グルメ、2つのホテル、立体大型駐車場などが併設されており、成田・関空と競争する日本のセンターになる空港を目指して利便性に優れた構造になっています。

空港の待合室から見える駐機場の風景

タイ航空で約7時間の飛行でバンコクのドンムアン空港へ到着し、国内線ターミナルへ移動してプーケット行きに乗り換えて、1時間半ぐらいで目的地到着です。時差が2時間ありますので現地では18時ですが日本時間では20時頃になります。タクシーでホテルのあるパトンビーチまで40分ほどで、1300円ぐらいでした。
ホテルはトニーリゾートで、販売促進の割り引き中でしたので2名分朝食つきで一泊僅か3,600円でした。
チェックインを済ませてから、町並み見学にでましたが、津波の被害でお気に入りの店が2−3閉鎖中であり、ホテルも何軒かは修復中なのが伺えました。ホリディーインのような大型ホテルや、お気に入りのパトンリゾートも修理中でした。
海岸通に面したところはかなりの被害があったようですが、60%ぐらいは回復しています。
一筋入った場所では被害なしだったようですが、全世界へ大きな被害状況と報道された所為で観光客が大幅に減っていることの方が、現地の人々にとっては大災害のようです。
  
 
第二日
トニーリゾートの利用は2度目ですが、アメリカンブレックファーストでパンと卵料理、ジュース類、ハムベーコン、野菜とフルーツのバイキング形式の朝食を済ませて早速パトンビーチへ出て見ました。ビーチボーイやマッサージのおばちゃん、売店のボーイなど、知り合いの顔を探して歩きましたが、客が少ない所為で仕事にあぶれて、他所へ出稼ぎに出ていると言う話で、結局1人も会えませんでした。
  
ビーチの閑散ぶりが目立ちました。左が今回  右が昨年です

夜はオーシャンショッピングプラザのタイスキの店ソンミーへ行きました。相変わらず安くて旨い、2名で1,300円程度。瓶詰めのチリのオイル付けを調味料として買いました。

第三日
お気に入りのフリーダムビーチへロングテイルボート(木造の小型船)でへ渡りました。津波の被害が気になっていましたが矢張り大きく模様代わりをしていて驚きました。
レストハウスは見事に壊れてなくなっており、ビーチの様子も大きく変わって津波の大きさが想像されます。別の場所に仮小屋をしつらえてレストラン・売店の営業が再開されておりましたが、やはり大幅に客が減っている寂しい状況が見てとれました。
サンゴ礁と熱帯の魚も多少減っているようです。コバルトブルーの海はなんの変わりも無く澄み切っており、人が少ないのが目立ちますが、その分のんびり出来て広いビーチを僅かな客でプライベートに使える贅沢さを味わってきました。
こちらは昨年の写真です
昨年まであったレストランなどの建物やテーブル椅子、石垣など写真に写っている建造物や樹木は綺麗さっぱり津波で流されてしまって存在しませんでした。津波の威力が想像されます。
昼食を仮設のレストランで蟹チャーハンと小エビのカレー炒めを食べました。蟹チャーハンがお勧めで250円ほど。
蟹が一杯入っております。
夜はお気に入りのイタリアンレストラン・カサノバが再建工事中の為、新しいイタリアンリストランテ レベロという店へ行きました。サラダとシーフードスパとカルボナーレを食べてみましたが、値段は安かった(2名で1200円、カサノバに比べて半額程度)のですが、味はすこし落ちました。それぞれ本場のイタリア人経営なのですが食材が違うのでしょうね、現地産の食材ではどうしても本場の味は出ないようです。本国から輸入した食材で本場の味を楽しもうとすると大変高くなります。日本レストランでラーメンやうどんを頼んでも、日本並みの値段になります。安い店ではタイ製の食材を使うので不味くて食べられません(^^♪。
第四日
今日はプーケットタウンに新しく出来たデパートのセントラルフェスティバルと隣のショッピングセンターのビッグCの2箇所へショッピングに出かけました。
セントラルは出来て半年ほどの真新しいもので、コーヒーとケーキを取って休憩してから色々と見て回りました。
8番ラーメンが出店しており、昼飯にトムヤムラーメンを食べました(^^♪。300円ほどで味はまぁまぁです。
ワイフが鰐皮の財布を買いました。日本で買えば2万円はすると思われるものが5,000円ちょっとで手に入ります
から、安いですね。でも買い物ならバンコクのほうが得でしょう、プーケットは観光地ですから割高だと思います。
5分ほど歩いて次のビッグCショッピングセンターへ行き、一回りしましたが、目新しいものは無くて、食品売り場にてジャコの干物や、チリソースなどを家庭用に買って来ました。フルーツなども大変安く売っており、マンゴなどは大振りのもの2個で150円ほどです。マンゴスティンは季節外れのようで高くて(10個ほどが200円ほど)品質が落ちていました。
夜はパトンビーチでフェスティバルをやっており、夜店が一杯出ており、野外演奏会とかもやっておりました。
屋台で串焼きなどを買って食べただけで部屋へ帰ってフルーツなどを食べて寝てしまいました(^^♪。
 
第五日
今日は2度目のフリーダムビーチへ出かけました。3日目に行ったときはビーチボーイのチップ込みで3000円でしたが今回は知り合いのキャプテンと見つけましたので2,400円にて往復を契約しました(^^♪。
午後からようやく白人たちが集まってきて少し賑やかになりましたが、でも昨年と比べたら半分以下でしょうね。
ビーチの貸しパラソルも20%値上がりしておりました。
一日中泳いだりシュノーケリングを楽しみ、十分満足しました。
ホテルへ帰ってからシャワーを浴びて一服し、夜になってから、今まで毎回通ったバングラシーフードレストランが閉鎖になっておりましたので、グッドシーフードへ行きました。たまたまそこにバングラシーフードのマネージャーが転職して来ており、再開と無事を喜びあいました(^^♪。
ロブスターの刺身と生牡蠣、トムヤムスープの夕食で2名で5,500円ほど、タイでは最も高い食事でした(^^♪。
そのごフルーツショップでマンゴやマンゴスティンなどを買い、お土産店を冷やかしながらジバンシーのイミテーションバッグを5分の1まで値切り7,500円を1,500円にしましたが、まだ高かったようです(笑)。
 
第六日
本日は午前中をパトンビーチでのんびりと過ごしました。
左2枚がビーチの様子です。パラソルもちらほらでした。右の2枚は私の自画像です。

午後からはプーケットタウンへショッピングを兼ねて出かけて見ました。ロビンソンデパートの5階のフードコートで食券を600円分買って、屋台風の店を回り、すき焼き風の鉄板鍋とバンバンジーライス風のもの、朝鮮スタイルの焼肉と3品を取り、コーラのビッグサイズで遅めの昼食にしました。
お釣りが120円来ましたので480円だったことになります。其の他はあまりたいした買い物も無く探していた布地も見つからずにお菓子などを買っただけで終わりました。
夜は朝鮮焼肉の店を訪ねて食べてみましたが、いわゆる網焼きスタイルではなく、ジンギスカン鍋のようなスタイルで牛肉炒めのようなものと、ビビンバ、卵スープと合わせ2人で2,000円ほどでした、味はまずまずです。

 
第七日
最後の土曜日でしたが、レイトチェックアウトにしてあったのでルームのメイクアップも無いので、部屋でゆっくりとして、荷造りなどをしながら過ごしました。買い込んであったフルーツなどを平らげて昼食にも出ないで済ませ、本を読んだりTVをみて夕方になったのでタクシーにて空港へ向かいました。プーケット空港で時間があったので免税店などを見て歩きましたが、既に7度目でもあり珍しいものも無くなっています。バンコクの空港に寄ることでもあり、コーヒースタンドで、コーヒーとケーキで時間をつぶしタイ航空でバンコクへ向かいました。
バンコクのドンムアン空港は大きな空港でセントレアなどとは比較になりません。ショッピングアーケードも大規模で免税店でタバコとお土産を少々買い込んでから名古屋を向けて出発しました。
タイはタバコについては厳しく、値段も日本と変わりません。5分の1ぐらいの物価水準のなかで日本並みの値段にして禁煙の勧めとしているようです。免税店のタバコの種類も少ないのですが、何時も最高級のダビドフを購入してきます。免税価格でワンカートン3,000円程しますので、日本では売られていないようです。ある書物でホテルオオクラで1個850円で置いてあるとか(^^♪。
インドネシア産のグダンガラムを欲しいのですが、バリへでも行かないと手に入らないようですね。
タバコを吸うのは文明人ではない時代になっていますが、私は相変わらず野蛮人をやっているのかも(^^♪。
0時20分発の深夜便で乗り込んですぐに眠ってしまいました。翌日早朝にセントレアへ到着します
  
第八日目
早朝7時半ごろに中部国際空港へ到着し到着ゲートと同じレベルに鉄道の駅があるので大変便利です。
まさに空港に鉄道が乗り入れている感じです。スーツケースを転がしながら鉄道に乗り換えて20分ほどにてわが町の駅へ着きました。
 
総括  今回は一度キャンセルした旅行予定を一ヶ月遅れで復活させて行ったのですが、当初3週間の予定を1週間に短縮しました。津波の影響のこともあり、大好きだったプーケットがどうなっているのか心配だった所為もあって、訪ねてみたのですが、プーケットで影響があったのが海岸通一帯だけで限定的であり、更にその半ばは復興していたということで現地の元気な様を見て嬉しく思いました。反面TVなどの報道が大きな被害が出た他所と同時に報道され、プーケットが有名なだけに被害地の代表扱いをされてしまい、実態とかけ離れた大災害地として報道された為ばったり客足が止まってしまったことがプーケットに働く現地の人々にとって最も大きな被害であったようです。
顔見知りの人たちの中で1人だけ足に怪我をしたという話を聞いた程度で、あとはみな無事のようでしたが、客の離散で働き場所をなくしたため他所へ出稼ぎに出ているという話を沢山聞きました。
こんな話も口コミですぐに広がると思いますので、来年のシーズン(11月〜3月)には常の賑わいが戻っていることと思います。

海外旅行は贅沢ではなく、国内を旅行するより大変安価でサービスも良いというのが私の実感です。夫婦二人で現地7泊の旅行でしたが、2名分トータルで23万円で保険・お土産代込みで十分楽しんでくることが出来ました。ホテル代、食事代、タクシー代など全てが日本の5分の1ぐらいです。23万円の内、エアーチケットに13万円掛かっていますので、現地の滞在費は極めて安いことになります。特に今回利用したホテルは高級ではありませんが天井も高く大きな部屋で各室にベランダもついており、そこで喫煙も出来ます。2名分の朝食も付いた上で一泊が僅か3,600円ほどです。日本では素泊まりでも2万円では足らないのではないかと思われます。

是非皆さんにもお勧めいたします。言葉の壁などというものは日本人が勝手に作り出した幻想であって、実際には存在しません(^^♪。一言も日本語を知らない外人が働きにやってきますが、我々はお金を使って遊びに行く立場です。カタカナの日本語で十分話が通ずるものだと思っています(^^♪。
又、PCを利用してネットの活用で調査・検索・手配・予約などすべてできるので大変便利です。
朝起きた気分でその日の計画をして出歩いたり、ビーチでのんびりしたり、シュノーケリングツアーに出たりと、自由気ままな、バカンスを楽しんできました。