チェンマイ-台北 旅行記     2010年11月 No.1 2010年11月20日〜21日台北、11月21日〜25日チェンマイ、11月25日〜27日台北  タイと台湾を兼ねた両国訪問の旅行になりました。
今回はチェンマイのロイクラトン(灯篭流し祭)に出かけるつもりでHISにタイ航空のチケットをオーダーしたところ、日本の飛石連休もあってか、週に10便もあるバンコック線が満席とのことで、やむを得ず中華航空で台北経由のチェンマイ行きを確保しました。
台北でのトランジット待ちがあり、その分宿泊が必要になりますが、台北旅行も兼ねることとして、チェンマイを4泊、台北を3泊として両国訪問の旅行としました。特にチェンマイからスコータイへの個人ツアーを行ったのでその紹介もします。
チェンマイ編と台北編に分けて旅行記を編集しました。 
                                
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チェンマイ編 
第1日 11月21日(日曜日)
昼の便で台北を立ち、夕刻にチェンマイへ到着。
タクシーでポーンピンタワーホテルまで150バーツ。
早速荷物をほどいて夕食に出かけました。
ホテルは台北より安いのに広くて使いやすく便利な位置にあります。
右の写真は翌朝付近の散歩からホテルへ帰る時の玄関口の写真です。
夕食はお気に入りのフカヒレ店 大城魚翅でふかひれスープとイカのカレー風炒め物、豚肉と豆腐の炒め物、ほうれん草のにんにく炒めとご飯をオーダー、何度もおなじみの店なので安心して食べられます。チェンマイでは一番の中華料理店だと思います。全部が美味しかったので大変満足しました。
チップ込みで720バーツ、ほぼ2,000円程度。
チェンマイでは高い料理店だと言われているらしく、私たちが行くときはいつも二人だけという感じです。
美味しいので潰れないように願いたいものです。
フカヒレスープ イカのカレー風炒め
豚肉と豆腐の葱傷め ほうれん草のにんにく炒め
夕食後早速ナワラット橋方向へナイトバザールの道を行き、角にあったウパクット寺院でお坊さんが出てコムロイをあげているので参加した。
最大のやつで花火付が100バーツ。健康祈願の文字を書いてから揚げさせてもらいました。
風船が浮き上がってくるまで待ち、花火に火をつけたところで手を離すと空へ揚がっていきました。途中で花火が燃え出して華やかな色と音で楽しませてくれます。
寺院の境内 私達もコムロイ上げに参加
コムロイがあがってゆく様子です。最後には数百メートルまで上がります。
ターペー通りではポリスのバイクの先導で小型のクラトン(電飾の灯篭山車)の行列行進が始まります。
ナワラット橋の手前の交差点で左折し、市役所方面へ行進してゆきます。
ナワラット橋近くは大賑わいで大変な人出があり、花火をする人コムロイをあげる人、それを売る人、川へ灯篭を流す人などでいっぱいです。
あまり風が無いので上がってゆくコムロいに混じり、燃え尽きて落ちてくるコムロイも多く見られます。
ホテルへ帰って部屋の窓から見たナワラット橋方向とターペー門方向の夜景です。
コムロイがあがっているのが良くわかります。
第2日 11月22日(月曜日)

翌朝はソンテオで一人20バーツはらって市役所北側一帯に広がるムアンマイ市場を見学に行きました。
大変な賑わいで生鮮食料の大きな市場です。
野菜、果物、魚類、肉など生活に直結した食材が大量に並べられていました。
パイナップルなどは10個で120バーツ(350円)、バナナは一房30円〜45円という安さです(^_^)
市役所前のピン川ではタイ国王の画像に並んで灯篭船が浮かんでいました。
タイでは立憲君主国で、プミポン国王が非常に敬愛されており、あちらこちらで国王の画像が飾られています。
皮肉にもチェンマイは反国王派のタクシン元首相の出身地だそうです。
帰りにはおなじみのヴィクン・バーニットというサラパオ屋(肉まん)の店でシュウマイ、 肉まん、ちまきなど定番の蒸し物を買い込みホテルへ帰って昼食にしました。
このお店はサワディーチャオというサイトで紹介しているのですが大変安くて美味しいです。100バーツも払えば2人が腹一杯になります(^_^)
ナワラット橋の東方150mぐらいの南側に2軒並んでい
ますが、向かって右側の店。白髪のお婆ぁちゃんが名物の
ママさんです。左隣に全く同じような店がありますが、
味が良くないようで、人だかりがしているほうが右側です。
夜になるといよいよ最後のロイクラトン祭のフィナーレで、ターペー通りは物凄い人だかり。歩くにも大変な状態です。
大型の灯篭行列が始まります。
色々な商店や団体が宣伝を込めた山車を出すようです。
日本協会も山車を出していると聞いています。
綺麗なおね〜さんが乗ったり歩いたりして行進していきます。
我々は立ち疲れて、路傍の歩道の上で店を広げるマッサージを受けながら目の前を通る行列を見物するという贅沢な行動でした。
マッサージはいい加減なものですが、一時間で120バーツ(350円)なので、文句も言えません(^_^)
第3日 11月23日(火曜日)
祭明けの翌朝、ホテルの屋上から見回した周りの風景ですが、屋根の上や樹木に火が消えて落ちてきたコムロイが沢山落ちていました。右の写真は遥かにドイステープを望むチェンマイの街並みで、左手は高級ホテルのル・メリディアンです。
この日は高速道路沿いのカルフールと空港近くのエアポートプラザを訪れましたがあまり気に入ったものは見つかりません。
ホテルの直ぐ北川のモスクのある筋でカーオソイ・フェンファーという2軒目のめん食堂へランチに入り、カーオソイとサティーを食べました。串焼きをサティーといいますが、一人10本ずつと麺で2人分で120バーツ(350円)。
夕食はポーンピンタワーホテル直ぐ隣のHoney Grilled Chikenの看板に店へ入り、チキンの蜂蜜焼きと青パパイヤのサラダ、シーフードトムヤムスープに餅米ご飯(おこわ)をオーダーしました。それぞれ美味かったのですが、おこわ(Sticky Rice)がメニューにあるのを初めて見ました。
屋根や樹木に落ちてきたコムロイが点々と見える 朝のチェンマイ市内
モスクのある通りの麺屋 カーオソイ カーオソイとサティー
カーオソイはチェンマイ特有の麺でカレー味のうどんのような麺です。
通常のタイの麺は米粉でつくった半ば透明の春雨に近いような麺ですが、カーオソイは小麦粉の麺で、現地の人の日本語訳はラーメンです(^_^)。
カレーうどんを想像しますが全く違うもので酸っぱい白菜の軸のような漬物やタイ特産の小粒の玉ねぎなどを刻んだ物を混ぜて食べます。
サティーという串焼きとセットで食べるものらしい。串焼きもカレーのタレで食べる。
    
*日本語を話すタクシードライバーのピアさんが20時ころ打ち合わせにホテルへ来たので、翌日のスコータイ行きのスケジュールなどを打ち合わせしました。
片道4時間でスコータイに2箇所ある歴史遺跡公園をそれぞれ巡るという計画とし、昼食は現地で麺類程度、夕食はチェンマイへ着いてからという事にし、車と案内代金で7,000バーツと決めました。
第4日 11月24日(水曜日)

今日はスコータイ訪問なので、朝7時出発です。大型のハイエースのワイド・ハイルーフのVIPミニバンで女性ドライバーのピアさんが迎えに来てくれました。
チェンマイから南東にあたるランパンの町を経由し国道1号線を南下した方向にスコータイの町があります。
約350kmの行程を時速110キロ程度で走り4時間掛かりました。
  
.最初の史跡公園はシーサチャナーライ史跡公園です。スコータイの町より少し離れているようです。
右の写真がその様子です。

見学した後、途中にある古代の焼き物窯(登り窯の一種)博物館を見学して第2の史跡公園へ。
最初に訪ねたのはワットプラシーという寺院遺跡です。石柱の上には木造の屋根が乗っていたと言われておりますが、現在では石柱だけになっています。
2番目がワットチャンロム(象のお寺の意味)
次がワットナンパヤ
こちらはスコータイにある2番目の史跡公園です。
スコータイ歴史公園となっております。
それぞれの史跡寺院の見学には入場料が必要で外国人2名と自動車一台で250バーツずつ払います。
4〜5箇所支払いました。

ここでは仏像が壁の中に囲い込まれているのが特徴のように見えました。
特にワットシーチュムでは大仏様が3メートルの厚さの壁に囲い込まれています。真四角の大きな石郭の一方だけに狭い入り口が縦長に作られており、中へ入ってみると結構な広間があります。
数百年を経た大仏で、建家の天井が無くて外気むき出しですが、囲いの中の為一部の金箔が残っているのが判ります。

以前見たアユタヤの遺跡は古代の戦争で負けたときにビルマ軍が壊したのでかなり荒れていますが、スコータイ遺跡は結構綺麗に保存されているようです。
仏像の向かって石柱が並んでいますが、それぞれに屋根が乗っていたと言われています。
ワット シースヮヤ の遺跡
ワット シーチュムの遺跡
その他の仏像を中心とした遺跡群
夕方7時過ぎにチェンマイの町へ帰り着きましたので、ドライバーのピアさんを含めて南部のラティランナーホテルのそばにあるピン川沿いのレストラン プアントンを3年ぶりに訪れました。

豚リブの煮込みは柔らかくて美味かったが、シーフードのピリ辛炒めは海老や烏賊が唐揚げになっており、カリカリに揚がり過ぎて固かった。大海老のレモンソース掛けも甘いばかりで、今一の感。
料金は1,000バーツでしたのでチェンマイでは高い料理だろうと思われます。
3度目は無いかもしれませんねぇ(^_^)

最後はピアさんにホテルまで送ってもらい、翌日14時に空港への送迎を頼みました。
豚リブの煮込み シーフードのピリ辛炒め
大海老のレモンソース和え 蟹チャーハン
  
第4日 11月25日(木曜日)
今日は台北への移動日なので、朝食の後は近くの洗濯屋さんから洗濯物を受け取り、荷造りをしてチェックアウトに備えます。
ホテルの近くに洗濯屋があり、22日の夕方Tシャツや下着、ジーンズなどを持って行きましたところ1.2キロなので70バーツと言われたので払いましたが受け付け証も、レシートもくれません。顔を覚えているので大丈夫という。
間違いなく自分の分が綺麗に洗濯されて戻ってくるのか???? でしたが、今日訪ねてみると笑顔で私の洗濯物を綺麗にプレスして袋詰めしたものを返してくれました。これじゃ間違いもあるんだろうなぁと考えるべきか、引換証と半券を照らし合わせないと誰の物かわからないという日本とくらべると大きな違いがあります。Tシャツ4枚、下着・靴下を数枚、ジーンズを2本洗濯に出して200円ほどですのでめちゃくちゃ安い。
11時半頃に早めにチェックアウトし、14時まで荷物をクロークで預かってもらい、昼食をロイヤルプリンセスホテルの2Fにある飲茶料理の店ジャスミンを訪ねました。
前回訪問時に覗きに行った時には350バーツで食べ放題になっていたので止めましたが、旨いという評判なので今回訪ねました。食べ放題の案内はなくて、注文に応じて点心を蒸して出す方式です。ワゴンを引いて温めながらくるのから好きなモノを取って食べるという香港式は最近は無くなっているようです。台湾でもほとんど見かけなくなりました。
10点ほど注文して順次出て来る物を食べましたが、大変美味しくて満足します。セイロも内容も少し小振りなのですが後で勘定書き見ると一点が18バーツとなっており、お茶の100バーツを入れても300バーツ未満でしたので、安いと感じました。
美味くて安く、雰囲気も良い店なのでお薦めです。今後チェンマイ訪問時には毎回訪れることになる定番の店となるでしょう。


ジャスミンの点心の一部    
店員が進めた卵の蒸しカステラ カスタード饅頭 勘定書一個18バーツ
14時近くなりましたのでホテルへ戻り、丁度ピアさんが迎えに来てくれたので空港へ向かいました。

  
チェンマイ空港ではタイ航空のゲートばかりでチャイナエアの チェックインゲートが見つからずに迷いましたがなんとか無事に乗り込みました。チェンマイ空港から台北へ向かう飛行機の窓から見えたチェンマイ市内の街並みの写真です。
北側寄りの市街地でピン川の両岸が写っています。
この後一路台北へ向い夕方の5時ころに台北へ着きました。
台北編へ続く