013   台湾お茶紀行          ワードプレスの新ホームページへ移行しました→
投稿者 マンダム 
  
 このところ台湾旅行が気に入って毎年台北へ旅行しています。
若い頃に会社の慰安旅行で訪ねた頃とは違い、退職してからは殆ど夫婦二人での旅行です。
ネットなどで事前に情報を集め、ホテルを予約して出かける個人旅行で一回につき1週間から10日程度の旅程で計画をします。
 こうして事前に情報を集める過程で、台湾の買い物(お土産)に台湾茶が有名なことを知り、以前から烏龍茶やジャスミン茶などの中国茶が好きであったことから、台湾茶にも興味を持ちました。

 台北旅行時に茶楼で台湾高山茶を味わった時には感激をしました。今まで味わった烏龍茶とは全く違い、日本のお茶とも違い、勿論紅茶ともまるで違う物です。 調べてみると日本の緑茶と中国の烏龍茶との中間的な物であり、蒸してから軽く発酵させた後に揉む過程が独特のために茶葉が丸く固まっており、1枚から2-3枚の茶葉が一つの玉のように丸められて焙煎・乾燥した状態になっています。
 幾つもの種類があることも判って来て、毎回台北旅行の度にあちらこちらの茶葉店を訪ねて色々の種類のお茶を買うのが楽しみになっています。
 台北市にあるお茶屋さんの紹介とお茶そのものの紹介、味・香りなどに付いて判ってきたことを書き記してみました。

 1.茶楼で頂くお茶
 台湾でも文化が変わりつつあり、コーヒーの店が増えてきたようですが、従来の台湾茶を出す店は茶楼や茶芸館の名で営業しています。コーヒーなどの喫茶店とは違い、茶葉・湯・湯沸しコンロ、土瓶などの茶器セットが出て来てゆっくりと時間をかけて茶を楽しむ店で日本円で100円程度で飲めるコーヒーとは違い一人分で1,000円ほどしますので、庶民にとっては比較的高い飲み物です。
商談や相談事などに利用される茶店で、どちらかと言えば高級な喫茶店とでも言う存在かもしれません。古い時代に京都の芸妓を呼ぶ場所も茶屋であり、接待の為の席として使われていたことを思い出します。

私たちが訪ねた時は高山茶が出され、黄金色の水色の茶が出、日本茶とは違う香りが豊かで渋み・苦味が全く無い台湾茶の魅力に引き込まれる素になりました。

2.茶葉専門店で買いつけたお茶
イ)天仁茗茶
 台北市内だけでも30店舗以上もある有名なお茶屋さんで、日本へも幾つか出店しているようです。観光客相手が主体の茶葉屋さんですので、きれいな店で沢山のお茶の種類が綺麗なパッケージに詰められて並べてありますが、現地の人たちが家庭で飲むお茶をこうした店で買うことは先ずありません。値段に付いては日本人が感ずる茶葉の価値観から言えば非常に高いと思われます。150グラムのパックで安いものでも1,000円ぐらいはしますが、台湾では上等のお茶は高い物として受け入れられているのでしょう。高級品なら300グラム入りの缶入りで1万円ほどにもなります。日本で言えば宇治の玉露でしょうか。なかなか買う気にはなれません(^^♪
 最初の台湾旅行ではホテルの近くにあった天仁茗茶で香片茶(ジャスミン茶)を300グラムで2,000円ほどで、プーアール茶の20年ものを300グラムの円盤状に固められたもの(平餅と言う)を5,000円ほどで買いました。
 後に茶葉問屋さんや卸の店で茶葉を買うようになってみると随分高い値段で購入していたようです。
 茶の種類  購入量 価    格  味と香りに付いての評価 
ジャスミン茶 600グラム 1,280元 白豪銀針が混入されている高級なジャスミン茶で味香りとも最高ですが、値段が高めです。
プーアール茶
(平餅)
300グラム 1,500元 丸く平たく圧縮乾燥してある黒茶で20年ものと言う。かなりかび臭くて、20年ものと言うには怪しい。
沁園の15年物の方は値段も安く臭みもまるで無かった。
プーアール茶
(散茶)
300グラム 1,600元 散茶としてばらばらなので使い安いがやはり臭みが強い。ジャスミン茶と混ぜて冷やして飲むのに適している。
プーアール茶は余分な脂肪を流すお茶として体脂肪の削減に効果があると言われ、日本人には有名です。大変高いお茶でしたが買い物としては失敗でした。
   (*台湾のお金の単位は元と書いてイェンと発音し、札には圓(円の旧字)と表示されているという奇妙な制度ですが、1元はおよそ日本円で3円に相当します。)

ロ)林華泰茶行  重慶北路2段大通り東側 カルフール重慶北路店の少し北

双連駅西方に南北へ通ずる大道りの重慶北路2段があり、もう一筋西側に甘州街があります。保安街を挟んで北部分と南部分があり、この一帯がもともと台湾茶の取引をする店が集まっていたと言うお茶の問屋街で、いまでも沢山の茶葉卸商が店を出しています。大通り筋の重慶北路に店を出しているのが林華泰茶行です。丁度甘州街北部分と平行したような位置関係で大道りの東側にあり、すこし南にカルフール重慶店があります。
 台北でもっとも古くから営業しており、大量の茶葉を扱っていることでも有名ですが、正に卸し問屋さんの様式で試飲などは出来ませんし、ドラム缶から計り売りでビニールの袋へ詰めてくれるだけですが、あらゆる種類の茶葉が大量に並べられており、倉庫・工場へ直接買い付けに行くという感じになりますので、知っていなければ行けないと思われます。
既に3度ほど訪ねましたが都度3種類ほどそれぞれ1斤(600グラム)ずつぐらいを買います。

今までに買ったお茶は;~
茶の種類 購入量 価    格 味と香りに付いての評価
東方美人 600グラム 1,600元 いまひとつ特徴が出ていなくて、紅茶ほどには色と味がなく、ほんのりとした香りだけが楽しめるお茶。乾燥させた茶葉は赤黒くて丸まっていない。
阿里山高山茶 600グラム
300グラム
2,200元
800元
最も高級な高山烏龍茶の一つ、更に高級なものに梨山、杉林渓などがある。
固く小さく丸められており、重さの割には最も体積が少なく熱湯を注いで茶葉が開くまで少し時間がかかる。何回湯を注いでも同じような味・香り・色が出る。
高山茶 600グラム 1,600元 さわやかな香りと美しい黄色の湯が出て、同じ葉で何度もお茶が出せます。丸く固めてある茶葉の色は濃い緑色です。下の凍頂烏龍茶の高級品と言った感じ。
凍頂烏龍茶 600グラム
600グラム
1,000元
600元
蘭の花の香りがするといわれる台湾名産の茶。苦くなくてどちらかと言えば甘い香りがする。茶葉は濃い緑色で丸く固めてある。
600元の方は凍頂烏龍茶としては安い方ですが、小種烏龍茶を買おうとしたらこちらを進められたので購入するが、安いのに結構美味しい、僅かではあるが花の香りもする。
鉄観音茶 600グラム 1,000元 所謂烏龍茶の高級品と言われるもの。
茶葉は小さく丸く固められ、焙煎が強いので黒茶色になる。
所謂烏龍茶の味と香りですが、上品な烏龍茶と言う感じ(^^♪
文山包種茶 600グラム
600グラム
1,000元
1,600元
日本の緑茶とほうじ茶の中間のような香りと味がするお茶で、日本の食事には非常に合う感じがする。
丸まっていなくて濃い緑色の茶葉で、黄色の湯色になる。
林華泰の代表的取扱商品。
香片茶(ジャスミン茶) 600グラム 1,000元 有名なジャスミンの花の香りが取り込まれた緑茶の一種。日本の茶葉と良く似た形状で発酵過程がなく日本の緑茶と同じような生産過程を経た上でジャスミンの花を混ぜて香りをつけた後に花を取り除く加工をする。
上等の茶葉は産毛が生えた白豪銀針という白っぽい茶葉を使う。この混合の度合いにより値段が上がる。1,000元の香片茶には白豪銀針は混ぜて無く、白い花が残っていた。
桃仙龍珠花茶 45粒   900元 サボテンの花のように長い葉の茶葉を束ね、あかい花を縛り付けて丸く固めてある加工茶です。
湯を注ぐと綺麗に花が咲くように茶葉と花が開き、ジャスミンの香りがするお茶が出る。
一般のジャスミン茶ほどには香りがきつく無く、味も薄いが目で見て楽しめる。
龍珠茉莉花茶 600グラム 1,000元 細くて長い茶葉の芽を球形に丸められたジャスミン茶です。玉のように丸められているのでお茶が出るまで暫く置いたほうがよさそう。非常に優しい香りがする。
 茶缶
300グラム用
2個 280元 ステンレスの茶筒が置いてあったので購入する。
内蓋もあり香りを閉じ込めて置くためには最適の茶筒であると言う。
 
ハ)徳芳茶業  (友人の紹介で訪ねました)
ネットの友人に紹介されたので2度お茶を買いに寄りました。
店の位置は林華泰茶行より一筋西側の甘州街にあり、地理的にはカルフールから保安街を西折れし、最初の横丁(甘州街)を左折して少し南進した右側にあります。
古い時代からのお茶問屋の街で同じような茶問屋が幾つも並んでいる中の一軒です。
ここでは毎回試飲をさせてくれるのでお茶を味わいながら品定めが出来、買ったお茶は好きな量に小分けして真空パックにしてくれます。親切で丁寧な応対の上卸価格ですので大変安く購入出来ます。
 
茶の種類 購入量 価    格 味と香りに付いての評価
東方美人 600グラム 1,600元 林華泰と同じ値段のものを買いましたがやはり同じような感じで今一期待していた色と味は出ていない気がする。もっと赤い色がでて甘い香りと味がすると期待していた。よほど高い物で無いと期待する物は購入できないと知り、今後は止める事にする。
高山烏龍茶 600グラム 1,000元 よい香りと味がするお茶で台湾を代表する銘柄であることに納得。
 凍頂烏龍茶 600グラム 800元 少し安いものを購入しましたが余り変化はありません。3度目ぐらいになると茶の出が悪くなると言うところぐらいに違いがあるとのかと。
600グラム 600元 店で出された茶が結構美味かったので同じ物を購入。
香片茶
(ジャスミン茶)
600グラム 1,000元 白豪銀針がかなり混ぜてあり、高級な品物です。次回も是非とも寄ってみたいと思っています。
林華泰の1,000元の物よりは勿論、天仁名茶の1,280元の物より良いと感ずる。
香片茶
(ジャスミン茶)
300グラム 250元 この辺りでも日本で売られている中国産のジャスミン茶よりはかなり高級な品物。林華泰で買ったものの半額で同じようなレベルと感じた。
プーアール茶 300グラム 500元 小さく小粒に丸めて紙包みとなっている種類の物を買ってきました。かび臭さがあり、匂い消しにジャスミン茶を少し混ぜて飲むと言う方法が良い。
 
ニ)恵比寿  (ネットの情報で知りました)
重慶北路2段の林華泰茶行の一本東側に寧夏路という道路があり、恵比寿と言う東方美人が得意と言う茶葉屋さんがあります。ご主人は高名な茶の専門家として有名ですが、店は閑散としており、お茶を頂きながら少しお話をしました。値段が高めなので手が出ません。台湾産の紅玉という紅茶と東方美人を37.5グラム(1両)つそれぞれ500元と400元で購入しました。1斤(600グラム)に換算すると恐ろしいほどの値段になります。
東方美人は値段に見合ったほどではなく、林華泰や徳芳の1,600元の物と大差無しでした。
紅玉と言う台湾紅茶は素晴らしい味でしたがこれも如何せん高過ぎて2度とは行かない店です。
 
ロ) ハ) ニ) の3店は 同じような場所にあるので、その位置を地図で表示して置きます。
MRTの双連駅と民権西路駅の間の西方、重慶北路2段付近に固まっています。
甘州街には更に幾つ物お茶問屋さんがあります。
更に西方には有名な乾物屋街の伷化街があり、南方へ下がってくると朝陽公園がありその周りにも沢山のお茶屋さんが集まっていると言う話です。次回訪台時には寄ってみたいところです。

ホ)沁園  (ネットの情報で知りました)
永康街は台北では有名なショッピングとグルメの街ですので、毎回旅行の折りには訪れますが、プーアール茶専門の店として沁園がありますので、寄ってみました。日本語が達者な老人が社長として店番をしており、たまに訪れる日本人観光客を相手とする商売をしているようです。プーアール茶は中国の雲南省特産のものであり、台湾では作られていませんし、好まれて飲まれている様子もありませんから正に日本人相手の商売と言う感じがします。

 余り感じが良く無いので角餅と称する四角に固めた15年ものというプーアール茶250グラムを650元にて購入しました。帰宅して飲みましたが普通のプーアール茶がかび臭いのに比して全くと言って良いほど臭みが無く、次回に訪ねたときにも寄りたいと考えています。
*最近店の位置が変わり、永康街の外れにあったところから中心部へ移動したようです。
  
 ヘ)三福茶行   (ネットの情報で知りました)

松江路と長春路が交わる位置にある六福客桟(レオフー)に宿泊した折に初めて訪ねました。四平街の西寄りにあり、松江路より西へ入って直ぐの南側にあります。ネット上の旅行のブログに名前が出ており、良い評価を付けていたので覗きに行って見ました。
日本語の上手な奥さんが相手をしてくれ色々なお茶の試飲をしてから、色々と購入しましたが既に大量の茶葉を購入した後であり、それぞれ少しずつになってしまいましたが、大変上質で値段も適正でありお勧めしたい店です。
一般的なガイドブックや観光案内には全く載せていないので名前が知られていませんが、レオフーホテルからは直ぐの位置にあります。
(基本的にはパックした状態で売っていますが、一部計り売りもあります。)
購入したお茶を飲み切ってしまったので一度ネットで注文して購入しましたが、郵便為替の手数料が結構高いのが難点です。
以後も訪台の度に店へ寄って茶葉を購入しています。
最近Facebookに登録しているので連絡が取れやすくなっています。
茶の種類 購入量 価    格 味と香りに付いての評価
東方美人 600グラム 2,400元 お土産用に150グラムづつのパックで購入。高級品。
紅茶に似た水色が出て甘い花の香りがする特別な種類の茶。
台湾で購入した最も高価な茶葉でしたが、甘い香りがしてお茶の苦さや渋味が全く無く、柔らかで、風味の豊かな茶葉でした。
高山茶 300グラム 500元 林華泰の1,600元(600G)のものと似ており、最高級の茶葉です。黄色の水色が出て苦味が無く、かすかな花の香りが素晴らしいお茶です。丸く固められて発酵の度合いと乾燥の為の焙煎が共に少なく、薄い緑色から濃く出すと黄色に変わります。
桂花烏龍茶 600グラム 2,200元 高山茶ベースに金木犀の乾燥花弁が大量に混ぜてあり、大変良い香りがする花茶の一種です。味は少し甘味があるので、毎日飲むお茶にしては違和感があるかも。リラックス出来る時に香りを楽しむお茶のようです。
15人ほどの集まりで振る舞ったら大変な好評で、三杯もお代りを求められました(^_^)。
阿里山金宣茶 600グラム 1,600元 ミルクの様なとも、ココナツの様なとも言われる妙なるかおりがする高山茶で、少し大粒の珠に丸められて、湯を足すと大きく茶葉が伸びてきるので、少しの茶葉で良く出ます。台湾のお茶としては少し渋みがあるほうですが、ココナツの香りとあい交わって実に美味いお茶となります。この香りを乳香と称するようです。
香片茶 600グラム 1,000元 2011年ここでは初めてジャスミン茶を購入。良質のようです。
日月紅茶 150グラム 200元 見事な真っ赤な色がでて、インドやセイロン紅茶のような砕けた茶葉ではなく、大きな一枚一枚の茶葉が広がるリーフティーの紅茶として大変珍しい物です。
恵比寿の紅玉紅茶はこの4分の1で500元もしましたが、同じような味と香りでした。
インドのアッサム種の茶を導入して日本統治時代に産業を起こしたらしいのですが、インドネシアなどからの安い紅茶に押され、今ひとつ人気が出ずにほそぼそと栽培されているということでした。
次回には同じ物を沢山購入してこようかと思います。
凍頂烏龍茶
(普及品)
600グラム 400元 普段用に買って見ました。未だ未開封です。
  
ト)有記名茶  (台湾紅茶の取り扱いがある)
今回双連駅西方朝陽茶葉公園の脇にある王有記名茶という茶葉店へ初めて出向きました。ネットで見つけたのですが台湾紅茶の取り扱いがあったからです。以前三副茶行で日月紅茶を購入しましたがもう少し高級品があるのではないかと探していた所見つけました。東方美人茶と同じ製法による紅茶で蜜香紅茶という。茶葉は見た目は真っ黒ですが包種茶のように茶葉が捻れたように乾燥してあり、熱湯で入れると真っ赤な紅茶が出ます。東方美人が発酵度50%と言われるのにたいし、100%発行させた紅茶ですが、ウンカに芽を齧らせて歪んだように育った茶葉を使うという。
特級品を150G600元を2個、普及品を300G800元で2個、凍頂烏龍茶、高山茶、ジャスミン茶など合せて3、200元購入。
日本語を話す女店員がいて熱心に説明してくれ、勿論試飲もさせてくれます。
値段も卸問屋さん並みでまずまずでしょうか。
茶の種類 購入量 価    格 味と香りに付いての評価
蜜香紅茶
(特級)
300グラム 1,200元 日月潭魚池付近で生産された台湾紅茶で、東方美人と同じような製法によるという。東方美人茶と比べると茶葉が真っ黒ですが真っ赤な紅茶色が出ます。西洋紅茶については殆ど粉末状のものしか見ていないので素晴らしいと思う。(写真参照)
  〃   600グラム 1,600元
奇種烏龍茶 300グラム 800元 包種茶を強く焙煎したものらしい。封を切ってないので写真未発表。
高山烏龍茶 300グラム 800元 阿里山茶、通常の高山茶よりも粒が小さくて同じ一斤でも嵩が少ない。
凍頂烏龍茶 600グラム 800元 大変飲みやすく香りも上品で日本茶のような渋み・苦味がないお茶です。
ジャスミン茶 600グラム 800元 非常に良質の香片茶で、ぬるい湯でもよく出ます。
  
茶葉の様子を写真で表示します。写真は帰宅してから小皿にとって写した物です。
阿里山金宣茶
三福茶行にて購入
高山烏龍茶
三福茶行にて購入
香片茶(ジャスミン茶)
徳芳茶業にて購入した高級品
文山包種茶
林華泰茶行にて購入
鉄観音烏龍茶
林華泰茶行にて購入
プーアール茶(小包み)
徳芳茶業にて購入
桃仙龍珠花茶(ジャスミン)
林華泰茶行にて購入
東方美人
林華泰茶行と徳芳、恵比寿、三福にて
阿里山高山茶
林華泰茶行にて購入最高級茶
桂花烏龍茶
金木犀の花と一緒に焙煎する
凍頂烏龍茶
高知栽培のお茶で蘭の花の香りがする
龍珠茉莉香茶
ジャスミン茶の一種です
蜜香紅茶
東方美人の製法による紅茶
桂花(乾燥・金木犀
茶葉に混ぜて桂花茶にする

以上、訪ねた台北のお茶屋さんは7軒程ですが台北には沢山の茶葉専門店があり、これからも新規に開拓したいと思っており、追加を計ってゆく所存です。
  
2010年11月に訪れた際には、林華泰茶行三福茶行の2軒でしたが、台北駅前のテント張り特設市場では1斤400元ほどで高山茶を売っており、試飲した結果はまずまずの物なので、まだまだ安くて良いものがあるのかも知れません。
今回林華泰茶行始めて購入した阿里山高山茶2,200元/斤はどちらかと言えば日本茶の高級品に似ており、緑色に近い色が出て発酵が少ない青茶ですが製法として丸い粒に仕上げられており普通の高山茶よりも粒が小さいのが特徴です。
三福茶行で購入した2,400元/斤の東方美人茶はさすがに良い香りと味わいの発酵の進んだ茶で赤っぽい色や白っぽい色の茶葉が混ざっており、特殊な製法の茶と聞いています。イギリスなどの西洋で Oriental Beauty と呼ばれて評判になったということから、東方美人と言う呼び名となり、特に日本人には喜ばれるようです。
 
*2011年11月に台北へ行った時は新たに王有記名茶という店へ行きました。雙連から迪化街への途中にあり、駅から割と近い場所にあり、蜜香紅茶を取り扱っています。林華泰茶行、三福茶行には勿論寄って3,000元ずつぐらい購入しました。
なお、迪化街で乾燥金木犀をみつけ2袋ほど購入しました。上の写真が中身ですが茶葉に混ぜて湯を注ぐと柔らかで癒しの花の香が漂います。今回はじめて訪ねた有記名茶は場所もまずまず、店も綺麗で日本語を話す店員もおり、買いやすい店でした。値段も正価販売で良心的と思われます。以後も訪ねることになりそうです。

今回購入したお茶の一覧。
有紀名茶     蜜香紅茶    特級  300g 1,200 x 1  =  1,200 元
                     並   300g  800 x 1  =   800
                     〃   150g  400 x 2  =   800
           奇種烏龍茶       300g  800 x 1  =   800
           高山烏龍茶       300g  800 x 1  =   800
           凍頂烏龍茶       300g  400 x 2  =   800
           香片烏龍茶       300g  400 x 2  =   800   計 6,000元

林華泰茶行    文山包種茶       300g  800 x 1  =   800
           阿里山高山茶      300g  800 x 1  =   800
            凍頂烏龍茶       600g  600 x 1  =   600
             龍樹茉莉香茶      600g 1,000 x 1  =  1,000   計 3,200

三福茶行      阿里山金萱茶     300g   800 x 2  =  1,600
            凍頂烏龍茶      600g   400 x 1  =   400
             香片茶        150g   250 x 4  =   1,000   計 3,000

                                             合計 12,200元

2013年5月訪台時
三福茶行   阿里山金萓茶     300g   800 x  2  =  1,600
          蜜香烏龍茶      300g   550 x  1  =   550
          凍頂烏龍茶      300g    300 x   4  =  1,200
          日月紅茶       100g   100  x  12  =  1,200
           香片         300g   500  x   2   =  1,000
           翠玉         300g   300  x   3   =    900   計 6,450元

 林茂森茶行   梨山高山茶     300g   800 x  2  =   1,600
            蜜香紅茶     300g   800 x  2  =  1,600
             金萓茶     300g    300 x  2  =   600
           小種烏龍茶    300g   200 x  2   =   400                                                                                          計 4,200元

                          7,200G       合計 10,650元

今回は高級品だけではなく、普段用の普及品も沢山買ったので、前回訪台時よりも量的には沢山のお茶を買いました、合計7.2kgsとなります。 
 * 林茂森茶行は、従来からある有名茶問屋の林華泰茶行のすぐ隣に兄弟喧嘩の末に新規開店したということでネットで評判になっている茶葉店です。マネージャーが職人を引き連れて独立したと意味の宣伝を大書して客引きをしています。今まで林華泰で販売していたお茶は、当店でしか買えません、職人が全部こちらへ来ているからと。
店先での客引きも目立ち、まさに林華泰へ喧嘩を売っている状況。
林華泰が裏に工場を持ち加工や選別を自ら行っているのと比べ、工場を持たない林茂森が職人を引き連れて独立したという効果がどのようにあるのか、疑問もある。
林華泰の来てくれる客だけで良いとする商売とどちらが成功するか見ものです。
結局は商品の質がポイントになるでしょう、次回はどちらを訪ねるかな (^^♪。
 
 タイトルとは少しずれますが、タイへもよく行くので、タイのお茶にも注目しています。
かってアヘンの産地だったゴールデントライアングルと言われた、タイ北部のチェンライ県メーサロンではタイ政府と台湾政府が共同でアヘンを高級茶畑へ転換し、沢山のお茶を作っているそうです。
当然台湾ウーロン茶の苗木が用いられ、お茶の製法も台湾茶と同じで大変味わい深いお茶が作られており、チェンマイではワロロット市場で多くの店が出店しています。
 バンコクの中華街でも取り扱っている店を見つけたので、沢山購入してきました。
  高山ウーロン茶   1Kg  1,800バーツ      軟枝ウーロン茶   1Kg  1,600バーツ
  龍珠 茉莉花茶 0.5Kg    800バーツ
  銀豪 茉莉花茶 0.5Kg  3,800バーツ
  普通ジャスミン茶  1Kg    400バーツ    合計日本円換算で32,000円ほど
帰国してすべてのお茶を飲んでみましたが、台湾産と比べて変わりが無いように感じられます。
一般的なタイ産の産物と比べて大変高い値段が付いており、銀豪茉莉花茶などは台湾のお茶屋さんでも売られていないような白豪銀針だけを小さく丸めた茉莉花茶でいわゆる小龍珠と比べて径が1/2程の極小龍珠茉莉花茶でしたが、1Kg8,000バーツ(3万円)でしたので半分だけ少し負けてもらって購入してきました。これの香は素晴らしいものです。   写真上 
チャトチャックのオートーコー市場でもメーサロン産のお茶が売られており、露水茶、桂花茶などを500G当たり3,000円ほどで購入して飲んでみました。台湾茶と変わらず値段は半額相当で、買い得かも。台湾で売られているお茶の産地がタイ製がかなり混じっているのかも(~~♪。
 
タイの烏龍茶には時々人工的な香りづけをしたものがあるので注意。中国産に多いようです。
 2016.2月台北訪問時
8日間の台湾旅行時には三徳大飯店に泊まりました。
今回はメインの購入先を徳芳茶業にして、阿里山高山茶2斤、凍頂烏龍茶2斤、ジャスミン茶1斤、
工芸花茶少々を、林華泰茶行にて香片龍珠茶1斤を買いました、全部で5,400元(19,000円ほど)。
お土産にも喜ばれます。


2016.11月 台北訪問時
 今回は林華泰茶行にて凍頂烏龍茶1,000元のものを2斤、香片(ジャスミン)の高級品1,600元のものを1斤、1,000元のものを1斤 全部合わせて4斤で4,600元(16,000円ほど)を購入してきました。徳芳とどちらが良いお茶だったかについてはあまり差がないように思います。

2018.3月 台北訪問時
新しい地区に宿泊ホテルを決めたので近くにある意翔村茶業を初めて訪れました。
ご主人が台湾では有名な茶評師で独自の製品を製造して売っているという話です。特に有名なのが古典美人と言う名前ので売っているお茶です。
6種類ほど試飲をさせてもらい、古典美人茶と凍頂烏龍茶を2斤ずつ買いました。
共に他の店のお茶よりも焙煎が強めで一粒ごとの茶葉が小さく固まっており、全体の容量が小さめです。お茶を出す場合も少し長めにしないと茶葉が十分にほぐれないようです。又、台湾茶にしては水色が薄茶色で中国の烏龍茶に似た感じがします。 特に古典美人は熱湯を入れて3~5分待って飲むと味が良く出ます。
なお、意翔村茶業のほかでは林華泰茶行にもより、蜜香紅茶1,800元を1斤、杉林渓高山茶2,400元を1斤、ジャスミン茶の最高級品1,600元を1斤、東方美人茶4,000元を1/4斤(150グラム)で1,000元で合わせて6,800元、大安公園花市で阿里山高山茶1,600元で1斤購入しているので、意翔村茶業で買った4,800元を合わせると総計13,200元、日本円にすると5万円になりました。