昭和48年建築なので44年が経過している。すでに2度の大規模修繕が行われ3回目の修繕の時期なのですが、大きな費用がかかるらしい。 長谷工による見積りで1戸当たり最高400万円の見積もりが出ている。
不動産屋による買取価格が平均300万程度の中古マンションにかかる費用としてはべらぼうだ。
建て替えのほうが良いが、居住者の8割が賛成しないと建て替えが出来ないうえ、人口減少でマンション需要が減少している中、増築分を分譲することで区分所有者の費用を埋めるということもできないらしいので、更地に建てるマンションよりも割高になってしまうという。 高齢化が進行し一人住まいも多い中、建て替えのために引っ越しが2度、その間の仮住まいの確保などの問題も想定され、このままで良いのではないかという考え方が増えており、国の政策で再開発や建て替えの補助などの支援が無ければ、すでに償却済みともいえるので、お金を使わずにできるだけ利用して後は野になれ山となれ、、では、近い将来廃墟となって残ってしまう。
全国で空き家が放置されているが、集合住宅でも同じことが起きるだろう。 全国で600万戸を超えるマンションがあるというが、バブル時代の負の遺産として、国レベルの政策が必要と思われます。
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